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伊フィアットグループは、傘下のトラックおよびトラクター製造部門を年内に分離(スピンオフ)する。21日、フィアットグループが発表した2014年までの経営計画で示された。

商用車の「イベコ」、トラクターの「Cnh」、部品メーカー「フィアット・パワートレイン・テクノロジーズ」の非乗用車部門を統合。それらを持ち株会社であるフィアットグループの傘下から分離して、新会社を設立する。

新会社の名称は「フィアット・インダストリアル」で、ミラノ証券取引所に年内上場を目指す。新会社の会長には、フィアットグループCEOのセルジオ・マルキオンネ氏が就任する予定。

「イベコ」は1975年に、伊フィアットおよびランチアの商用車部門、伊OM、仏ユニック、独マギルス・ドイツが合併して誕生した商用車メーカー。現在、中国も含む世界各地に生産拠点を持ち、フィアット・グルーブが全株式を所有している。

「Cnh」は、1999年にトラクターメーカーのニューホーランドと、ケース・インダストリーズが合併して誕生した企業で、現在フィアットグループが89.3%の株式を所有している。日本のコベルコ建機とも提携関係にある。

いっぽう、乗用車ブランドの「フィアット」「アルファロメオ」「ランチア」「フェラーリ」「マセラティ」、資本提携先である「クライスラー」、部品メーカーの「マニェッティ・マレッリ」「フィアット・パワートレイン・テクノロジーズ」の乗用車担当部門、そして工機メーカー「テクシッド」「コマウ」は、引き続きフィアットグループ傘下に留める。

イタリアでは近年、フィアットグループが一部部門をスピンオフするのではとの噂がたびたび流れ、マルキオンネCEO自身も3月にその可能性を示唆していた。

大方のアナリストの予想は、「分離の対象は投資額が大きいわりに経済状況によって浮沈が激しい乗用車部門。比較的経営が安定した残りの部門で、グループを再編成する」というものだった。その背景には、GMとの業務・資本提携時代に、GMがフィアット乗用車部門の株を将来100%引き取るというストックオプションが存在したことも影響していた。

しかし、今回のグループの決定は、それを覆すもので、乗用車というコアビジネスを手元に置くかたちとなる。

そうしたなかで、多岐にわたる乗用車ブランドのひとつひとつを、グループがどこまで魅力的に、かつ効率的に育ててゆくかは、注目すべきところだ。その難しい“皿回し芸”をいかにこなすかは、新たに就任する34歳のジョン・エルカン会長以下経営陣の腕の見せどころだろう。(レスポンス)
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