【ABARTH】フィアットのスポーツバージョン、キットで登場

先月お知らせしたフィアット アバルト エッセエッセ キット(abarth esseesse kit)の詳細です。



　フィアット500に装着するだけで、最高出力25馬力、最大トルク2.5kgmのパワーアップを実現、さらに運動性能を格段に向上させるホットなパーツを取り揃えたキットが、フィアット傘下にあるアバルトから発表された。

　専用の木枠箱に入れられるこの「esseesse」キットは1.4リッターターボ用で、スポーツモードで160馬力／23.5kgmを発揮させる専用エンジンコンピューターとBMC社製エアフィルターに始まり、専用スプリング、スリット入りの大型ブレーキディスク＆ハイパフォーマンスパッド、専用17インチアルミホイール＆205／40ZR17タイヤ（ピレリZero）などを含んだアバルトからの最高の贈り物となっている。

　アバルトは、もともとフィアットの小排気量車をベースに、独自のチューニングパーツを組み込んだレース車両の制作や部品の販売を行っていた会社で、1971年にフィアットに買収されてからも、陰ではフィアットの世界ラリー選手権（WRC）出場車両やラリーカーのホモロゲモデル制作などを実施。レースなどへの出場、開催もしたりとチューニング界でその能力を発揮していた。

　また2007年にはフィアットから公式にアバルトの復活が発表され、その名を冠したグランデ・プント・アバルト1.4ターボ（155馬力）を発売。さらに2008年に開催されたジュネーブショーで、フィアット500アバルト1.4ターボ（135馬力）を発表している。

　なおこのキットは、2008年末から日本を皮切りに販売をスタート。アバルト正規提携店でのみ取り扱い、装着を実施するという。





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